亚洲动漫榜(アジア漫画アニメランキング)
しばらくブログの更新が滞ってしまいました。このようにして再開出来た気力と、初心を忘れないことを肝に銘じながら、今日は微博动漫(ウェイボ漫画アニメ)が管理・運営する、『亚洲动漫榜(アジア漫画アニメランキング)』について紹介したいと思います。
先ず、微博动漫(ウェイボ漫画アニメ)という組織について以下に図示します。
微博动漫(ウェイボ漫画アニメ)ですが、日本では中国版Twitter『Weibo』の運営元として認知されているSina傘下の新浪动漫(シナ漫画アニメ)によって運営されています。更に、新浪动漫(シナ漫画アニメ)は漫画配信プラットフォームである微漫画(Vcomic)をも運営しており、微漫画(Vcomic)の代表的なオリジナル作品については既に以下の投稿でも紹介しました。
本日紹介したいのは、そんな微博动漫(ウェイボ漫画アニメ)が管理・運営する『亚洲动漫榜(アジア漫画アニメランキング)』です。
亚洲动漫榜 (※オフィシャルサイト)
興味があれば是非オフィシャルサイトにも訪れてみてください。何でも、『亚洲动漫榜(アジア漫画アニメランキング)』ですが、ランキングの根拠は約3億人のユーザー数を誇る微博(ウェイボ=中国版Twitter)のビックデータ解析に基づくとされています。具体的には、
- 閲読量
- レビュー量
- 話題性
- 影響力
等のビッグデータを独自のアルゴリズムで複合的に解析した後、各作品の総合評価を基にランク付けしていくとのことです。その信憑性はさておき、『亚洲动漫榜(アジア漫画アニメランキング)』のトップページは以下のようなインターフェースとなります。
気になるのは、サービス主体としての微博动漫(ウェイボ漫画アニメ)がキャラクター化されている点であり、どうやら微博(ウェイボ=中国版Twitter)ではそのアカウントをフォローすることも可能であるという点です。
ランキングは“オススメ”、“国産漫画アニメランキング”、“海外ホットランキング”と三つのカテゴリーに分けられています。
例えば、“国産漫画アニメランキング”を見ると、上記キャプションのように作品がランク付けされています。独自のアルゴリズムによる複合的な解析のアウトプットは“戦闘力”という指標として表されます。また、ランキングは“リアルタイム”、“ウィークリーベース”、“殿堂入り”と異なる時間軸と、指標とを混合させたサブジャンルに分けられています。
ちなみに、“国産漫画アニメランキング”、“リアルタイム”のフィルタリングで第3位にランクインしている『凹凸世界』については、最近中国の漫画配信業界でも話題の作品なので、機会を改めて紹介したいと思います。
“海外ホットランキング”、“リアルタイム”のフィルタリングでは上記キャプションのような結果となっています。海外といっても、上位3位とも日本の漫画アニメによって占められており、なかつそれがジャンプ作品である結果には驚きもしませんね。
ビッグデータの解析に裏打ちされたランキングといっても、それがどこまで客観的なインプットに基づいているか、ありのままを鵜呑みにするには中国市場はあまりにも複雑ですが、現今のトレンドを観察するには便利なサービスだと思います。中国漫画配信市場で何が流行しており、何が流行しつつあるのか、業界を俯瞰する必要がある方の助けになれば幸いです。