【布卡漫画(ブッカーマンガ)】狂神:第1話
第1话 - 狂神[第一、二季] (※オフィシャルサイト)
中国市場の漫画配信プラットフォーム戦争黎明期において先駆者的な存在だったのがこちらの布卡漫画(ブッカーマンガ)。今でこそ中堅のプラットフォーマーに落ち込んだものの、依然として独特の存在感を放っている。そんな布卡漫画のランキング第1位作品、『狂神』を紹介したいと思います。
彼が主人公なんでしょう。
場所は『晋元大陸』。どうやらそこには『獣人族の獣人城』があるようです。獣人族の比蒙系統の民は、どうやら強い者が尊ばれる血を受け継いでいるようです。
「今日こそお前によくよく分からせてやる」、「やめろ、もう殴らないでくれ、、、」どうやら誰かが集団暴行を受けているようです。
集団暴行を受けているのはどうやら比蒙王の息子のようです。蹴りを入れている彼曰く、「俺は比蒙王がどれだけ強いのかをこの目で見たことがあるんだぞ。こんな弱っちい奴が王の息子なのかよ」と勢いを緩めません。
王族の血を引く、獣人族・比蒙太子はどうやら“雷翔”という名前のようです。あれだけ集団で暴行を受けたにもかかわらず、心の中で助かったと呟いているのは、どうやら手にしている巻物が無事だからのようです。
母さんに巻物を届けに来たようです。
しかし、「そんな獣人供の汚れた物なんぞいりません!行きなさい!」、「こんなところで同情するふりなんて止めて、さっさと行きなさい!」と母さんに一蹴され、幼い雷翔は泣いてしまいます。
それでも雷翔はめげません。巻物を拾い上げると、「明日また会いに来るね。母さん」と言い残し部屋を後にします。
息子への仕打ちを悔いながら、母さんの回想が始まります。「全部貴方の父さんのせいなのよ、、、」
雷翔の父さん・獣人族の王はどうやら雷翔の母さんを過去に無理やり手に入れたようです。
祖母が待つ家に帰った雷翔。異変に気付いた祖母が「またいじめられたの」と声をかけます。
少し前までの出来事を祖母に話していると、突然何やら忍者のような一味が侵入してきては雷翔の祖母を人質にしてしまいます。
忍者っぽいのが、「この婆さんは比蒙王の母親であり、魔族皇室とも繋がりがある。婆さんを安全にして欲しけりゃこのまま俺らを獣皇城から出せ!」と強気に出たのも束の間、どうやら比蒙王が登場したようです。
比蒙王が言い放ちます。「貴様は誰を拐おうとしているのか分かっているのか?獣人にとって、その老女は最早用無しなんだ。ただの老いぼれに過ぎんのだよ」と。
殺されてしまいます。
息も絶え絶えな祖母が何かを伝えようとします。
祖母が知るには、どうやら雷翔の体内には“天魔訣”が宿っているというのです。魔族の黒色の血液が体内に宿り、この力を鍛錬出来るようにと言い残します。絶対に父には知られないようにと付け加えながら。
泣きそうになります。
悲しみからか、突然覚醒します。これが“天魔訣”の力なのでしょうか。
擬人化の世界で獣と人間の混血が厳しい社会を生き抜いて行く成長譚であり、非常な獣と人情深い人間のギャップから愛や情とは何かが描かれて行くのでしょう。う〜ん、という感じです。
<ニーハオ!!中国漫画>的レビュー
★★☆☆☆:イラストデザイン・・・熱血系の割に少女チックなタッチ。
★★☆☆☆:ストーリー構成・・・父親を超越することが本作品の見せ場なんじゃないだろうかと予想出来てしまう。
★☆☆☆☆:キャラクター設定・・・重要なキャラであろう比蒙王がそんなにかっこよくない。