【网易漫画(NetEase漫画)】陰陽師
またまたご無沙汰の更新となります。継続は力なりということで、期間が多少開こうとも継続して更新していくことをここに誓います。
今日ご紹介したいのはモバイルゲームでお馴染みのNetEaseの『陰陽師』です。先ずは川口春奈さん主演のこちらのTVCMをご覧ください。
面白いですよね。KOEIが三国志で歴史シミュレーションゲームを確立したように、日本がこれまで中国の歴史物でビジネスを展開して潤って来たのと正反対の現象ですよね。NetEaseが日本の歴史物でビジネスを展開する先鞭となったのがこの『陰陽師』なんですよね。
ちなみにモバイルゲーム『陰陽師』の日本におけるKPIをApp annieで確認すると以下のようなイメージとなります。
先ずは売上ですがiOSにおけるピークはどうやら2017年6月1日の約22万ドル(約2,300〜2,400万円)のようです。単日でこれだけの売上を上げる訳ですから、ヒットするモバイルゲームが如何に美味しいか如実に現れてますよね。
こちらはランキングの推移です。日本におけるリリースは2017年2月23日だったので、僅か5日後には全てのゲームジャンルにおけるランキングで第1位を獲得していますね。そう、中国国内はもちろんのこと、日本のモバイルゲーム市場においても秀逸な成果を残したのがこの『陰陽師』というモバイルゲームなんです。
ではこのメガヒット作、モバイルゲームの『陰陽師』はどのようにコミカライズされたのでしょうか?
第一話目が序章のような作りなので吹き出しがありません。イメージだけでも十分伝わるくらい、原作のモバイルゲームのストーリーがユーザーに浸透しているということでしょう。躍動感も感じられるのでなかなかいいのではないでしょうか。
特筆すべきは絵コンテ担当の肖新宇ですね。2013年に集英社の新人賞を受賞した経験があり、ヤングジャンプにも短編が掲載された漫画家です。今後このような漫画作品がどんどん増えるのではないかと考えています。中国国産漫画の発展期、過渡期を成熟期にドライブする動力として日本での創作経験、受賞経験がその下支えとなり、基礎的なクリエイティビティが確立されれば日本の漫画作品が見向きもされない時代が来るかも知れません。
NetEase漫画の新作ランキングでは東京喰種を抑え堂々の第2位ですね。マルチユースとして『陰陽師』がコミカライズだけで終わるはずはないと思うので、今後の発展に注目しつつまたご紹介出来たらと思います。